カルト集団のちょっと怖い話をしていくね。狂気に満ちた世界では何が起こっていたのだろう
『カルト集団』これ皆も聞いたことがあるかもしれないけれど、どういう意味があるか知ってる?
調べるとその意味が【特定の対象を熱狂的に崇拝したり礼賛したりすること。また、その集団】と出て来るんだ。
日本にもいくつかそれと似たような集団(宗教団体)が実在するするけど、世界にはもっと恐ろしく狂気に満ちたカルト集団が存在していたことがあるんだ。
そこは、人間が持つ独特の深い闇と洗脳、欲望に満ちた怖い世界なんだ。
今回はその代表的な『カルト集団』をいくつか見ていくね。
①人民寺院 正式名称『Peoples Temple of the Disciples of Christ』
1995年、アメリカのインディアナ州インディアナポリスで創設されたキリスト教系の新宗教組織
組織名称はキリストの弟子たる人民の寺院という意味なんだ。
なんだか、暖かそうで優しそうな名前だよね。
この、寺院の創設者は共産主義者で神父でもあったジム・ジョーンズという人物。
組織を創設した初めの頃のジムは、人種差別の撤廃を訴えたり社会福祉活動にもとても熱心に取り組んでいたんだ。
ジムのその熱意に段々と、差別の対象だった黒人やアジア系の人達から認められ支持されるようになった。
そうして教団は徐々に勢力を拡大し強大なものとなったんだ。ジムの活動に対する真面目な姿勢に、心を打たれたんだね。
でも残念だけど、そんなジムの優しい心にも悪魔は宿っていたんだ。
次第にジム率いる教団が勢力を増すと共にその規模も巨大になり狂気に囚われるようになっていく。
1973年、教団の拠点が南米ガイアナ西部のジャングルへと移すことになり、ジャングルを切り開き『ジョーンズタウン』という社会という外界から遮断した独自の街を作り上げたんだ。
信者達には、自給自足や強制労働といった奴隷のような生活をさせ以前のような温かみのあった教団ではなくジムの独裁体制で支配し
続けて暴力やマインドコントロール、欲望に満ちた『カルト集団』へとエスカレートしていくようになる。
やがてそんなジムについていけなく組織を脱退する信者達も多くなり、反人民寺院の運動が展開されるようになったんだ。
元信者達の訴えで、ジムや教団はメディアやニュースなどで大きな批判対象となり、社会問題として取り上げられた
そんな事もあり、、1978年11月14日に、アメリカ連邦議会のレオ・ライアン下院議員一行が教団の視察に訪れた。
下院議員がジョーンズタウンで信者の様子や日常の生活の様子など視察し終え、帰国しようと小型機に乗ろうとした時
信者たちに襲われるという大事件が発生したんだ。
この襲撃事件後ジムは、身の破滅を悟りジョーンズタウンに集う信者達と共に毒を飲み集団で自分の命を終わらせた。。
この事件では、918人が亡くなり、そのうちの276人は18歳にもならない未成年者だったんだよ。
最終的に、このジム・ジョーンズは何がしたかったんだろうね。信者の人達も全然幸せになっていないよね。
でも、マインドコントロールされてたから、幸せに感じた人は居たのかな。
亡くなった信者の人が残した言葉がテープにあったそうだよ、その言葉
If we can't live in peace, then let's die in peace.
平和に生きられないなら平和に終わろう。
②KKK (ク―・クラックス・クラン)
この組織はアメリカ南北戦争のあった後1865年に、南部連合の奴隷商人が設立した結社なんだ。
古い時代の事だから、あまり知っている人は少ないかな。
同じ集団組織でも、最初のカルト教団とはなんか呼び方が違うね、ここは何をしたところなんだろう。。。
この創設者は、ネイサン・ベットフォート・フォレストという人物。
ネイサン・ベッドフォード・フォレスト - Wikipedia
白人主義者で北方人種至上主義を唱え、プロテスタントのアングロサクソン系こそ聖書に伝わるアダム
の子孫であり、他の人種よりもより多くの優先権を求めた独特の思想を用いた結社なんだ。
その結社組織名:ク―・クラックス・クランは、ギリシャ語で「円環、集まり」を意味するんだ。
会員たちの風貌は全身に白い布を纏い、頭部や顔も隠された怪しげな姿でデモ活動を行う集団としてその当時の
世間では認知されて恐れられていたんだ。
19世紀のアメリカでは、こういった活動家(結社や教団など)に属することが流行していたこともあって
8人のうち1人の割合で何らかの結社へ属していたことがあったんだって。
このKKK結社もやがて会員が増えてくると、次第にその力も大きくなりやっぱり他の結社のように会員の階級を決めたり
政治的活動にも手を出すようになり、KKKの派手な行動に政府から目をつけられ次第にその勢力は消滅していったんだ。
それが、1870年代。
だけど、再び1995年に結社は復活し第二のKKKが第一次世界大戦をきっかけに、初めの頃よりも規模を拡大し
1925年には会員数が、約600万人を超えるなど最盛期を迎えたんだ。
第一のKKKのような同じ過ちは繰り返さないようにと、復活した始めの頃は活動を抑えていたようだけど
やっぱり数年後の1928年会員数万人を動員し大規模なデモ行進を行ったんだ。
そこで、案の定第二のKKKも行動が活発化しすぎて暴動やリンチなど表面化し、当時のリーダーが逮捕されたことで
第二のKKKも衰退していったんだ。
二度ある事は三度ある???
じゃあ第三のKKKは実在するのかな。
実は、第二次世界大戦後にKKKを名乗る結社が数百以上も出来たらしいんだ。
今は小規模なデモ活動を行っているみたいだけど、昔ほどではないようだね。
③ヘヴンズ・ゲート
1970年代にアメリカのカリフォルニア州サンディエゴで創設された宗教団体。
この団体はアップル・ホワイトとボニー・ネトルスとういう二人の創設者から生みだされたものなんだ。
この宗教団体の目的としていたものは、キリスト教の教えに基づく教えに加えヨハネの黙示録などの
超越した人間、つまり人間をより高いレベルまで引き上げること(高次元の存在)を目指していたんだ。
自分の存在をより神様に近づけるためスピリチュアルや異次元の世界、進化論など幅広く教義を行っていたんだね。
でも、このヘヴンズ・ゲートには少しコワイ『オカルト』的な要素も教義内容には含まれていたんだ。
天使と悪魔のような組み合わせだね。
その教えの内容は
『もうすぐで僕らの住む地球が終りを迎えるよ!だけど、教えを守れば宇宙からUSOが来て僕らを助けてくれるよ。そうして、僕らは別の新しい世界へ旅立つことが出来るんだ。』
こう主張して、SFの好きな若者を中心に沢山の信者を増やしていったんだ。
超越した存在になる為、人間的な要素を捨て去り、禁欲的な生活をしてまるで
ロボットのような生活を送っていたんだって。
信者の人達の中には、そんなロボットのような生活や思想に疑問を感じ始めて団体に反発する人達が出てきて教団から離れ始めたんだ。
1985年にネトルスが亡くなってしまってアップルは焦りを感じ始めた
「このままじゃ信者がいなくなってしまう」
この頃からアップルは地球が危ない!次の世界へ行かなければならないとしきりに言い始めるんだ。自分の身体を高次元の世界へ引き上げる為にアップルがとった方法は自害という恐ろしいものだったんだよ。
1997年の3月26日にアップルと38人の信者が亡くなっている状態で見つかった。これを発見したのは元信者の男性でアップルかこの人へ手紙とビデオを送っていたんだ。
そしてビデオの内容だけどちょっと怖い内容だった。
「この日のためにみんなで頑張ってきた。私たちは元の場所へ帰ろうと思う。時はきたのだ!」
このような言葉が発言されていてビデオを送られた男性が心配になって見にきたといっている。
まとめ
みんなも信じいる神様や考えがあると思うけどカルト集団の心理は理解するのが難しいよね。人を幸せにするのではなくて自分の考えを信者へ押し付けるから恐ろしい事も起きやすくなるってわかる。
その考えを押し通していくためには人を洗脳したり暴力で支配していったりと残酷な事も平気でされてしまう。
宗教や信教は自分を救ってくれる場所でもあるけれどカルト集団という可能性もあるから気をつけてほしいんだ。