昭和の恐ろしい都市伝説「口裂けおんな」ネットもない時代にどうやって広まっていったのか不思議だよね
全国各地に広がった妖怪伝説が怖すぎ
1979年からなぜか日本各地に伝説的存在とされた女性がいるんだ。
「わたしキレイ?」
このフレーズを聞いたことがある人も多いよね?
口裂けおんなはいつもマスクをしていて通りすがりの人に自分がキレイかどうかを聞いてくる。「キレイ」と答えるとマスクを外し口が裂けた顔を見せてくるという恐ろしい妖怪なんだ。
この時代は昭和でいう50年代だからネットなんてない世の中だった。それでもこの口裂けおんなは日本各地に都市伝説として広がっていくんだ。
一体、どのようにして伝説は伝わっていったのか不思議だよね。
日本中がパニックになった
「口裂けおんな」が声をかけてくるのは小学生や中学生だったから当時の子供たちは常に怯えていたって言われてる。実際に神奈川県や福島県などでは警察へ通報があってパトカーが現場に向かうなんてこともあったんだ。
北海道や関東でも子供たちを守るために集団下校が実施されたし、常に口裂けおんなの話題は絶えなかったんだ。
それじゃ口裂けおんながどのようにして声をかけていたのかちょっと再現してみるね。
口裂けおんなの都市伝説
僕たち3人は学校が終わると話をしながら帰るのが習慣になっていた。
宿題の事や今夜のテレビの話をしながら帰るのはとても楽しいからね。
その日はとても夕焼けが綺麗で僕らは見とれていたんだけど、前からお姉さんが歩いてきた。もう6月なのに口にマスクをしていてちょっと怖いって印象だった。
僕らとお姉さんが道ですれ違うと後ろから声が聞こえてきたんだ。
「ねぇ・・・わたし・・・キレイ?」
僕たち3人はギョッとして振り向くと、そこにはお姉さんのギラギラした目が睨みつけていたように感じた。
かなり怖かったけど僕らは目で合図をして「キレイです」って言ったんだ。
するとお姉さんがマスクを外したんだ。
お姉さんの顔は耳まで口が裂けていていた。
「これでもキレイか!!!これでもか!!」
僕たちは何がなんだかわからないままに逃げ出していた。途中僕は何回か転んでしまって膝を擦りむいたけどどうにか家にたどり着いて布団の中に潜った。
お母さんが心配して僕を布団から出そうとするけど、口が裂けたお姉さんが目の前にいそうで出る事は出来なかった。
このような体験をしたという子供たちが続出したみたいで社会現象にまでなっていったんだよ。
なぜ噂は広まっていったのだろう?不思議だよね
口裂けおんなの噂はあっというまに日本全国の子供たちに伝わっていったんだ。この時代の情報を伝えるもので代表的なものが電話って言われてる。
田舎の婆ちゃん家の近くに住んでる友達に連絡をしてみたり遠くに住んでいるイトコに電話をしたりとあっという間に広まっていったんだ。
その内に「ポマードを3回言うと口裂けおんなは逃げる」など色々なウワサも出てきたんだ。口裂けおんなは100メートルを5秒で走るから逃げきれないなんて事も言われていた。
僕たちの伝えた最初の噂ばなしはドンドン凄い内容になって伝えられていったからパニックが起きたんだと思う。
口裂けおんな伝説はどこからきたのだろう?
この都市伝説のルーツはハッキリとはしていないんだけど岐阜県に関わる噂がいくつかあるんだ。
例えば明治時代に女性が夜道を一人で歩くのは危険だからといって手にカマをもち人参を口に咥えていたなんて話がある。月の光の中で女性をみるとまるで口が裂けているように見えて相手は逃げ出したなんて話も残っているんだ。
こういう昔ばなしを岐阜の子供たちが知っていたのか何かのきっかけで一気に広まっていったとも言われている。この時代は塾に通う子供はお金持ちというイメージがあって通えない子供たちが脅かしのつもりで広めたなんて事も言われている。
真相はハッキリとしていないけど「口裂けおんな」は実在なんてしていなかったんだ。
まとめ
都市伝説って日本にも色々とあるけどほとんどの場合が誰かが作りだしたウソが元になってるんだ。今はスマホで調べれば色々な情報を知ることが出来るけど昭和の時代はテレビかラジオでしか情報を知ることが出来なかった。
情報源が少なければ噂ばなしを信じる人も出てきて内容もエスカレートしていく。それがいつしか都市伝説になって怖がられていったケースが多いんだ。
最後にもしも口裂けおんなに出会ってしまったらどういえばいいのかを伝えるね。
「ん~どっちかというと可愛いよね」
これがベストらしいよ(笑)
気が向いたらでいいので読者登録もオネガイしま~す!