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【都市伝説】村の奇習でも一番コワイとされる「コトリバコ伝説」箱の中に込められた村人たちの想い

決して開けてはいけないコトリバコ

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最近はすっかりオカルトブームは去ってしまって前のように怖い話がなくなってきたけど、10年ほど前までは頻繁に都市伝説として広まっていたものがあるんだ。

 

コトリバコっていう言葉を聞いたことがある人いるかな~

 

木箱が封印されていてこの箱を開けてしまうと呪われてしまうという内容の話がネットで広まったけど、どの地方かはわからない部分が多かったんだ。

 

僕もこういう都市伝説的なものは大好きだから少し調べてみたけど、東北のある地域では同じような風習をしていた場所があったんだ。

 

今日はその内容について話していくよ~

 

 

コトリバコ伝説

この話はネットを通じて僕と友達になってくれた人の話だけど昭和の終戦前まであったみたいなんだ。

 

この友達をA君とするけど、A君のお婆さんたちの時代に東北の太平洋側の一部の地域である風習があったんだ。

 

この土地では子供が生まれて男の子は5歳・女の子は7歳になると左手の小指を切るという奇習があったらしいんだ。昔の人達は子供をたくさん産んで農作業を手伝ってもらったりと立派な働き手でもあったらしいから、毎年多くの子供が産まれていたらしいよ。

 

そして、この小指を切るという事だけど、この土地の人々は豊作祈願と子供たちの健康を願っていつからかこの風習が始まったらしいんだ。昔の人は子供は神と同じ存在と考えていたこともあって神に近い生き物である子供たちの身体の一部は神への捧げものでもあったらしい。

 

この考えは古代からあったみたいで雨乞いの儀式に子供が捧げられるという事も多かったらしいね。マヤ文明という突如現れた幻の土地でも子供は神へ捧げるものだとされていたし、神と子供の関係は昔から根深いものがあったんだ。

 

A君の住んでいた土地でもお婆さんたちの時代では小指を切るという事が当たり前の儀式となっていたようで誰もおかしいとは思わなかったみたいだけど、戦争が終わってからはだんだんとこの風習もなくなっていったみたい。

 

僕が聞いた話は以上だけど、ネットの中ではさらにグレードアップして噂が広まっていったんだ。

 

ネットで広まったオカルト要素

 

 

今は情報社会と言われているけどインターネットが世の中に注目されるようになった初期の頃には一つの噂がだんだんとエスカレートされて人へ伝わっていったみたい。

 

前回の「口裂けおんな」のように一つのことが10にも20にも内容が膨らんでいったんだ。

 

コトリバコという言葉がネットで広まってくると、ここに新たに加えられた要素があった。

 

これが「呪い」の原点ともなっている。

 

呪いという言葉は聞く人にとって恐ろしいイメージが残るよね。ネットで話を考えていった人達はこのイメージを大切にして創作話を作り上げていったみたい。

 

だからこういった話の中で特徴的なセリフも当時生まれていたんだ。

 

お爺ちゃん「お前・・・あの箱を開けてしまったのか!!早く住職に相談しないとお前の命が危ない!」

 

ネットのオカルト話の中では住職や呪いというキーワードが沢山でてくるよね。実際は呪いというものはなかったとしても、オカルトの話の中では大事な役割を果たしてきたんだ。

 

コトリバコは今でもあるの?

僕が話を聞かせてもらったA君の地域では以前の風習はまったくなくなってしまったというから日本中で同じようなことをやっていたとしてもコトリバコが残っている確率は低いかもしれない。

 

もともとが豊作を願った儀式的なものだったし一年後には大人たちだけで手厚く小指を埋葬したとも言われているから、今では本当の都市伝説となっているみたいだね。

 

でも、人に呪いをかけるための箱も昔は実際に作られていたらしいんだ。

 

呪いの木箱伝説

ここからはあくまでもネットで考えられている事だから誰も確認していないし実在するかどうかはわからない。

 

この箱をコトリバコと呼んでいたかもわからないけど、昔は本家と分家の扱いがかなり厳しい土地があって本家の人は多くの人から恨まれていたという。

 

そこで考え出されたのが呪いの木箱だった。

 

この箱は簡単には開けられない構造になっていて、この中に子供の身体の一部を入れたりして呪いたい相手の近くに置くというものだったらしい。

 

呪われた相手は最終的に次々と命を落としていったと伝えられているようで、この木箱についた怨念は最低でも100年は威力を発揮すると言われているんだ。

 

まとめ

 コトリバコという都市伝説は今でも多くの謎を残しているよね。実際にあったのかどうかも議論されているしA君の話のように多くの土地では独特の風習があったともされている。

 

それでも僕はコトリバコは豊作祈願だった説って考えたいな。呪いを誰かにかけるのは実際に出来るかもしれないけど、それは自分の命と引き換えになってしまうんだ。

 

そして、もしも呪いが効かなかったとしたら全てが無駄なことになってしまうよね。人を呪うって気持ちは一つも良いことを生まないしどんどん自分を嫌なものへと変えてしまう。

 

相手がどんなに憎くても呪いでは何も解決はしないって思うんだ。

 

 

 

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